929年 和歌山県に生まれる。幼少年時代は本籍のある愛媛県東予市で過ごす。
1950年 京都市立美術専門学校に進学。日本画と洋画の基礎を学ぶ。卒業間近に、中国の清時代の画家、金冬心の画集を見て深い感動を受け、それまで学んだ画法から全く離れて独習により水墨画の道に入る。
1989年 『穐月明水墨画集』(京都書院)刊行。
1990年 新宿伊勢丹にて千石任・穐月明「書と画」2人展。
大阪上本町近鉄百貨店に於いて〈穐月明水墨画展〉開催
1992年 西武アート・フォーラムに於いて〈穐月明墨彩展〉開催。
観音・菩薩像から野仏など仏画をはじめ、身辺にある椿芙蓉等の差し花、風景などを主要モチーフとし、潤いに満ちた水墨の濃淡の世界を表出。"平凡なものに無限の味を覚えるようになった。"と自ら語る近年、豊かな表現力に支えられて、その画境は益々清澄に、そして滋味深く展開心象を映す独自の墨彩世界を描き続けている。
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